すてきな演奏をする人はどんな練習をしているのか

東京杉並でドラムとカホンのレッスンをしているリズムファーストドラム教室の花岡英一です。
私が素晴らしい演奏家の方々とご一緒させて頂いている中で感じていることをお伝えいたします。
センスのあるいい演奏をするPlayerは、
大好きな音楽があり、大好きな演奏家がいて、その演奏をとてもよく視聴して、自分でも同じようにできるようコピーして練習をしてきている方が多いです。
演奏フレーズのセンスは、そういった大好きな演奏家のプレイをたくさんコピーすることで自分のものになっていきます。一人の大好きな演奏家の様々な曲のプレイをコピーしていくことで、こういう曲調ではこういうフレーズを奏でているんだというのが分かり、体得していけます。
大好きな演奏家が一人だけという人もいるでしょうし、何人かいる人もいるでしょう。大好きな演奏家が一人であれば、その演奏家のプレイのセンスをとことんまで吸収していけますし、大好きな演奏家が何人かいる人は、それらの演奏家のプレイのセンスが吸収され、いずれも自分のフィルターを通して（自分の解釈の仕方によって）その人独自の味のある演奏センスとなっていきます。

すてきな演奏というのは、先人のすてきな演奏が基になっていて、それらをどう自分なりに解釈をして演奏しているかでまたそれがその人自身のすてきな演奏になって行っているんだと私は思います。

演奏技術を磨く練習は必要ですが、それが目的ではないと私は思っています。
すてきな演奏をするのに必要となってくる技術が出てきたりします。その時にその演奏を目指して技術を身に付けるという方法だと、技術を磨く練習も楽しく体得していけて、目的を持っているので習得のスピードも速いです。

リズムファーストドラム教室では、そういうレッスンをしています。
どんな曲、どんなフレーズが要求されても対応できる技術をあらかじめ習得していくという考え方ではありません。
先ずどういう演奏がしたいか、どういう演奏が好きか、から入ります。その演奏をコピーしていくことで自然に技術も身に付いていきますし、分からないときには、どう演奏しているか、どういうワザを使っているかをお伝えして、必要な技術をその演奏に向けて体得していきます。
そうすると楽しみながら演奏のセンスと演奏技術がリンクして自分のものになっていきます。

音楽は文字通り、音を楽しむもの。
楽しい！を積み重ねてきている人は、本当にいい演奏をしますね。
私の周りの素晴らしい演奏家はほとんどがそういう方々です。
私もそうありたいとこれからも一生磨きをかけ続けてまいります。
生徒さんにも毎回ただただ楽しんでもらえればと思っています。それが自然にいい演奏につながっていきますから♪

Drums＆Percussion 花岡英一 拝